ニュースリリース
2025.02.27
ニュース【ご紹介】包括的民間委託について(目的・効果)
<包括的民間委託とは?>
包括的民間委託とは、個別の業務を別々に委託するのではなく、複数の業務を一括して複数年間委託することで、民間企業ならではの創意工夫や技術力等によって、効率的・効果的な水道事業の実現するための取り組みです。
当社は、福知山市より上水道事業等の業務を包括的に受託しており、水道施設の運転管理業務や保全管理業務、水道管路の保全管理業務、窓口・料金関連業務、広報業務などを実施しております。

<福知山市での効果は?>
2024年4月より第二次福知山市上水道事業等包括的民間委託の業務が開始されております。
2019年度から2023年度で実施された包括的民間委託から、2024年度からの第二次が始まるにあたり、さらなる効果を目論んだ3つの変更点があります。
① 新会社(当社)を設立し、1つの法人で業務を実施することで、
JV※よりも早い意思決定に基づく業務実施や経理内容の明確化
※JV(ジョイントベンチャー):複数の企業が集まって組成された共同企業体
② 水道管路の保全管理業務に有収率※向上対策を追加し、
安全で安定した給水を継続するため、過去に漏水が多発している路線を対象に
修繕を行うことで漏水を未然に防止する
※有収率:水道水を作って送った配水量に対する料金徴収の対象となった水量の割合
③ 広報業務を追加し、上水道事業などに関する情報発信や周知活動を実施し、
市民の皆様の福知山市上水道事業などへの理解を得る
今回は②について説明します。
水道管路の保全管理業務では、水道管の漏水によって水道水が無駄にならないように、効果的な漏水調査や迅速な修繕対応によって漏水の抑制に取り組んでおります。その効果を測る指標の一つが有収率です。
②の通り、第二次では有収率向上対策が追加され、漏水防止による有収率の改善が期待されています。
有収率 (%)= (有収水量 / 配水量)×100

(出典)令和元年度 福知山市水道事業ビジョン
第二次の事業開始前の2023年度の有収率は83.07%ですが、効果的な漏水調査や迅速な修繕対応・経年した水道管の更新工事などを実施し、有収率向上を図ります。
今後も当社は効果的・効率的な水道事業を目指し、業務を進めてまいります。
